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2017.12.09 断熱リフォーム

床下断熱リフォームの効果を調べてみた。-一般木造家屋編-

床下断熱リフォームを検討中だけど、それってどんな効果があるの?やって意味あるの?と疑問に思うのではないでしょうか。ということで、今回はテオリアハウスクリニック所有の研修所(一般木造家屋)にて、床下断熱リフォームの床表面温度比較実験をおこないましたのでレポートします!

 


足元が寒いのは床下断熱材が足りていないから?


 

寒い季節になってくると、暖かい季節の時には全く気にしていなかった”部屋の寒さ”「床が冷たい」「足元が冷える」と気付かされませんか?でもほとんどの人が”暖房”を強くしたり、モコモコのスリッパや靴下を履いたりしてごまかしているうちに暖かい季節を迎えてしまい、また部屋の寒さを忘れてしまうのではないでしょうか。我慢強い人なら大丈夫かも知れませんが、このサイクルをずーっと続けてしまうのはとっても勿体無いことです。それに寒さは身体にも負担がかかりますしね。

 

フローリングと足元のイメージ

 

そんな冬の寒さ、底冷え対策には床下断熱が効果的です。もしも暖房を使っているのに、”床が冷たい”、”上半身は暖かいのに足元は寒い”というお悩みがあるのでしたら、床下の断熱材が足りていない可能性が高いです。
床下の断熱材が足りていないということは、床下の冷たい冷気が床の表面に伝わっているということ。だからいくらお部屋を暖房で暖めても足元が寒いのです。

 

床下の隙間をなくし断熱材を床下に足してあげることで、床の保温力が高まります。保温力が高まると、床の表面温度と室温が近づき足元の寒さを感じにくくなる、という考え方です。また、暖かい空気を逃さず効率的に暖められますので、省エネ効果も高まります。

 

 


実際に使用した建物はこちら


 

テオリアハウスクリニック八街研修所

 

築25年以上、木造2階建てのごくごく普通な住宅です。

 

床下はどうなっているかというと

床下の断熱材はグラスウール

 

グラスウールという断熱材が施工されているものの、隙間だらけであまり意味のないものになっています。

 

床下には断熱材がない場所も

 

押入れ下など、部分的に断熱材が入っていない場所もみられます。断熱材が入っていなければ、当然”寒い訳だ…”ということになりますが、写真のように既存で断熱材が入っていたとしても、その施工品質や劣化具合、または”今の基準からしたら薄すぎる”なんてことがあれば、断熱材が入っていないのとほとんど同じレベルです。この研修所のグラスウールも実際は隙間だらけで全く断熱効果がないものになっていました。

 

ということで、今回はこの床下に断熱材を入れて、床の温度の違いをみていきます。でも、一気に全面床下断熱リフォームをやってしまうと、同時に”施工部”と”未施工部”の比較ができません。なので、こういう施工範囲を設定してみました。

床下断熱リフォーム効果測定のエリア分け

 

エアコンがある部屋の壁を取り払い、2つの部屋を同時に暖められるようにします。それで、片方の部屋に床下断熱リフォームをして、もう片方の部屋は既存のままにします。これにより、エアコンで均一に暖められた部屋の床の表面温度がどれくらい違いがあるかを同じ温度環境下でみられるわけです。

 

 


いざ施工!


 

では、温度計測をするために、床下断熱リフォーム工事をおこないます。

 

断熱材を載せた車両

 

今回使用する断熱材は、アクリアUボードというボード状グラスウールです。床下からの施工に特化しており、土台、大引材の間にはめ込み固定することで断熱リフォームを効率的におこなうことができます。もちろん断熱等性能等級の最高レベルである等級4の性能がある断熱材です。

 

床下断熱材の施工
直接床下に運び…

 

床下から断熱材の施工
断熱材を張りつけていきます

 

詳しい断熱材の施工方法はコラム「床下断熱リフォームの流れ【ボード状グラスウール編】」にて書いております。
床下断熱リフォームの流れ【ボード状グラスウール編】 に移動

 

そして、断熱材を施工するとこのようになります。

 

床下断熱施工後
断熱材の厚みが80mmなので、大引材の下面と断熱材の下面が同じ高さになります。

 

これで準備完了ですが、実際に家が寒く感じるのは夕方~朝方。起床して朝食をとったあと、リビングでくつろぐ時間を想定して9時ごろに計測してみます。

 

 


温度計測当日


 

計測は2017年1月17日、真冬におこないました。朝9時、外気温が3.6℃。実施した当社研修所のある千葉県八街市ではなかなかの寒さです(ちなみに早朝はもっと寒いでした)。計測には部屋の両サイドに温度計を置き、エアコンで2部屋を同時に暖め両方の温度が18℃以上で均一になったところでサーモグラフィで比較します。

 

1月17日AM9時
外気温:3.6℃
室温:18.5℃
暖房器具:エアコン
床の材質:クッションフロアー

 

未断熱の部屋の写真
未断熱(キッチン側)のエリアの床面

 

床下断熱リフォーム済み
断熱済みの部屋の床面

 

写真が荒いですが、サーモカメラの画像を使っているためです。床の仕様も同じになるようにクッションフロアをどちらの部屋にも貼っています。写真だとどちらの床も寒そうに見えますが、この画像をサーモグラフィで見てみると…。

 

床下断熱リフォームの温度変化

 

なんと、6℃もの差が生じました!他の実例でも6℃から7℃くらいの表面温度差がでているので結果はこうなるだろうと思っていましたが、実際に実験してみて効果が出ると嬉しいものです。

 

無断熱の部屋のサーモグラフィは、床面が冷たくて上だけ暖かいという現象が可視化されています。”足元が寒い”というのは、まさにこの現象がお部屋で発生しているからなのです。

 

2017年現在、断熱性能基準はあるものの、義務化された法律はありません。ということは、今の家でも断熱性能が不十分、なんてことも十分考えられるのです。

 

断熱性能に対応している割合

 

実際に住宅ストックの断熱性能の統計データでは、8割の家が断熱性能が不十分となっています。暖房していても寒く感じる場合は、ほぼ間違いなく断熱性能が足りていない証拠です。もちろん、その建物によって寒さの原因が異なることもありますが、お部屋を暖めても足元が寒い…ということであれば床下断熱を検討してみてはいかがでしょうか。テオリアハウスクリニックの床下断熱リフォームであれば、床下から断熱材を貼り付けるので、施工中も普段通りのままで施工を完了することができます。
 
床下の断熱調査も無料でおこなっておりますので、まずは自分の家の断熱状態の確認をしてから考えたいという場合にもお気軽にお申し込み下さい。

 

▼断熱リフォーム専用サイトはこちら
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記事:木村(テオリアハウスクリニック)

 

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