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2017.07.31 羽アリ

8月の羽アリは?この時期の羽アリを徹底考察!

室内に侵入した羽アリ

 

部屋の中に紛れ込んでくる、羽の付いたアリ。

 

家の中に入り込まれるのも嫌だけど、人間に害は無いの?建物に害はないの?という部分も気になりまよね。ということで、夏真っ盛りの8月シーズンに室内でたびたび出没する羽アリについて徹底考察します。

 


8月の羽アリは?


 

ちなみにですが、8月に発生するアリは建物を食い荒らす「シロアリ」ではありません。(※例外はあります)ということは、そのほとんどが「アリ」の羽アリということになります。さらに、室内に侵入してしまう羽アリは更に限られます。8月に家屋内に侵入することがある羽アリを下記にまとめました。

 

名称 羽アリ時期 職蟻の大きさ 特徴
ヒメアリ 6~8月 1.5mm 黄色で腹は黒色。
トビイロシワアリ 6~8月 2.5mm 黒褐色。
トビイロケアリ 7~8月 2.5~4mm 黒褐色。灯火によく集まる。
キイロシリアゲアリ 8下旬~9月 2~3mm 黄褐色。灯火によく集まる。
アメリカカンザイシロアリ 6~9月 7~10mm 赤褐色。光に集まる習性はない。
※クロバネキノコバエ 4月~11月 1mm 暖かい室内では1年中。灯火によく集まる。

 

特に、その中でも8月はトビイロケアリの羽アリの問い合わせが多いです。8月下旬以降(特に9月以降)は、キイロシリアゲアリという2mm程の黄褐色の羽アリが室内によく侵入する季節になります。

 

上記の2種は羽アリの灯火に集まる習性(走光性という)が非常に高く、8月に部屋に入り込んだ羽アリの大多数を占めるはずです。

 


では、室内に入ってきた羽アリはどのように対処すれば良いのでしょうか。


 

室内に出没した虫は気持ちが悪いですよね。本当は入ってきてほしくないけど、それでも入ってきてしまった場合は、何かしらの対処をしなくてはなりません。

1.ほとんどの羽アリは無害
ティッシュで軽く包んであげて、そっと外に逃がしてあげましょう。とはいえ、噛んだり、刺したりするアリがいるのも事実。種類がわからない限りは素手で掴まないようにしましょう。
 
2.やむを得ず駆除する場合は
本来は、間違って入り込んでしまった昆虫。ですからむやみに殺してしまうのも考えものなのです。とはいえ家の中にずっと居られていても困りますよね。死んだ羽アリが異物混入…なんてことも考えられますので、そういうときは家庭用の殺虫剤(スプレータイプ)を使って駆除をしましょう。簡単に駆除できるはずです。
 
3.他にもこんな方法が…
掃除機を使って羽を休めている羽アリを吸い込んでしまいましょう。掃除機の中から出てきそう…と思われますが、風圧で直ぐに死んでしまいます。

 


羽アリが入り込まない対策をしよう


 

羽アリが入ってくる理由の大半は、夜の部屋灯りにつられて入ってしまうことにあります。網戸をしているのになぜ…。と疑問に思われたかも知れませんが、キイロシリアゲアリやサクラアリ(10月ごろ)などの羽アリは非常に小型です。網戸のメッシュの広さによっては通過されてしまうのです。さらに、網戸と窓の間にも窓の開け具合によってすき間が生じます。そこを羽アリは通り道にして入ってくることもあるのです。

 

網戸のメッシュのすき間

 

ということは、

 

1.夜は室内の灯りが外に漏れないように、遮光カーテンで閉める
 
2.窓を中途半端に開けない。(完全に開けるか完全に閉めるかにする)
 
3.網戸をより細かいものに張り替える。

 

もちろん、ドアを開け閉めしたりと生活をする中で入り込まれることもありますので100%完全にとめる事はできません。しかし、上記のような対策をするだけで羽アリの侵入は大幅に防ぐことができます。

 

●ちなみに、毒エサタイプの駆除剤が効くって聞いたけど

 

クロアリが蜜エサを吸うところ

 

クロアリに毒エサタイプの駆除剤(蟻の巣コロリなど)が効くという話をよくききますが、これは本当なのでしょうか。実は、羽アリには全く効きません。アリの羽アリが出てきたから慌てて毒エサを室内に設置する必要はないのです。効くのは、羽アリ以外のクロアリ(働き蟻)が室内に発生しているとき。なので、羽アリだけであれば、エアゾールの殺虫剤で駆除をしてみてください。

 


とは言え、シロアリの可能性もゼロではない…


 

ここまで8月の羽アリはほぼ「アリ」の羽アリとご説明してきましたが、ここでシロアリの可能性についてもご説明しておきます。

 

8月に発生する可能性のあるシロアリの羽アリは、「アメリカカンザイシロアリ」です。アメリカカンザイシロアリは、名前のとおり北アメリカ原産のシロアリです。最も羽アリを飛ばすのは、経験上6~7月なのですが、暖房や冷房など建物の環境によって1年中飛び立つことが事例としてあります。というのも日本のような四季のある気候で生活してきたシロアリではないためハッキリとした羽アリの発生時期が無いのです。

 

アメリカカンザイシロアリの羽アリは限定的

 

もともと日本にいないシロアリですので、全国的に生息しているシロアリでは全くありません。ですから、アメリカカンザイシロアリの羽アリである可能性は極めて低いです。

 

アメリカカンザイシロアリの羽アリ

 

もしも、アメリカカンザイシロアリかも…というときは、こちらもご確認ください。
アメリカカンザイシロアリを正しく知ろう!生態と特徴 に移動

 


「アリ」でも「シロアリ」でもない?


 

アリでもシロアリでもないけど、よく間違われる虫もご紹介しておきます。「クロバネキノコバエ」です。体長1mmほどのコバエの仲間です。真っ黒の体色のためクロアリやシロアリの羽アリと間違われる事が多々あります。こちらは、室内外のどちらからも発生する可能性があり、厄介な不快害虫です。

 

クロバネキノコバエの成虫

 

このコバエの発生は、室内の植物の土壌からが大半です。観葉植物などがあるお家で、室内の灯りに小さな羽の付いた黒い虫が集まるようでしたら、このクロバネキノコバエかもしれません。アリの羽アリと同様に、夜の室内の灯りに誘引されることがあるため、室外から入ってくることも良くあります。その場合はアリの羽アリ同様の対策が有効です。

 

観葉植物に湧いたクロバネキノコバエ

 

逆に、室内の観葉植物が発生源だとするととても厄介で、土の大部分を入れ替える必要があります。というのも、土の内部に卵を産み付けられて、その土中にウジが大量にうごめいているからです。上の写真は観葉植物の土壌にクロバネキノコバエが大発生したものです。よく見ると羽化中のものや卵などがたくさんあります。

 


最後に…アリの羽アリが室内のすき間から湧き出てくる場合


 

ここまで、8月に室内に侵入する羽アリや羽アリに似た昆虫をご紹介してきました。8月の羽アリは害の無いものが大半です。ですので、慌てることなく落ち着いて対処してみてください。上記クロアリ類の羽アリであれば、数日で羽アリの侵入は落ち着くはずです。

 

しかしながら、「浴室のタイル目地のすき間」や「台所の内装材の継目」など、室内からクロアリの羽アリが発生する場合は注意が必要です。上記トビイロケアリは、湿って腐朽した木材に営巣する習性があります。そのため、室内から見えない床下の木材が腐っていた場合、建物に巣を作られている可能性がでてきます。また、木材が湿っているということは、シロアリの生息環境としても適しているためシロアリ被害を併発していることがしばしば見られます。

 

室内のすき間の例

 

外から侵入しているだけの場合は問題ありませんが、このように、水回りなどのすき間で羽アリが発生するような場合は、一度床下の調査を依頼してみましょう。もしかしたらシロアリの被害や、木材の腐れ(腐朽)を発見出来るかもしれません。

 

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