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2017.06.02 シロアリ対策湿気対策

シロアリと湿気を同時に改善!テクノガードという防蟻・湿気対策

シロアリ防除の方法は、様々な施工方法があります。もっとも一般的な施工は、液状の薬剤を床下に散布処理するバリア工法です。シロアリ防除のみの場合は、バリア工法やベイト(毒エサ)工法が推奨されます。しかし、カビや腐れにお悩みの場合は、同時にカビ・腐れ対策を希望される場合がほとんどです。
 

カビ・腐れ対策には、「床下換気扇設置」や「土間コンクリートの打設」が有効ですが、施工現場の状況によっては、工期やコストなどの問題が生じます。それに、せっかくなら一気にシロアリ防除と湿気対策を済ませてしまいたいものです。

 

そういう問題を解消させるのが、テクノガード工法という防蟻防湿工法です。この記事では、テクノガード工法についての施工方法や利点について説明していきます。

 

 


テクノガード工法とは?



テクノガード工法は、通常の液剤を使用したバリア工法とは異なり、床下土壌面全体および基礎との隙間を、防蟻成分の含まれた樹脂(テクノガードポリマー)で覆い固めてしまう工法です。この工法により、従来の薬剤処理によるシロアリの防除効果に加え、床下の土壌から上がる湿気を大幅に削減することができます。そして、快適な床下空間を作るとともに、防湿コンクリート打設よりも安価に施工することが可能です。
 

テクノガード工法の準備

 

この工法には、床下の整地作業などが加わるため、従来の液剤を使用したバリア工法にくらべると時間がかかり、高価となります。しかし、床下のシロアリ・防腐(腐れ)・防カビ・湿気対策を一度に行うことができるメリットがあります。
 


どのような薬剤を使うの?


 

テクノガード工法では、防蟻剤、ポリマー、硬化剤を施工時にエマルジョン(混合)させて散布処理します。防蟻成分(有効成分)のアセタミプリドをはじめ、使用される資材はすべて普通物です。人やペットに対しても安全性が高くなっています。また、身近な化学物質と比べても毒性が低く、安全性の高い施工方法といえます。安全性は、LD50(※)という値で比較することができ、この値が大きいほど安全性が高いことを表しています。下記に、身近な物質との比較を記載します。

 

 

安全性が高いため、施工中でもお客様はお部屋で普段どおりお過ごしいただけます。施工中のニオイについては、個人差がありますが、以前のような何日もずっと臭いが残るものではありません。

 

※LD50…半数致死量のこと。物質の急性毒性の指標で、投与した動物の半数が死亡した用量のこと。

 
 


そもそも湿気対策はなぜ必要?


 

床下が乾燥した状態の床下であれば湿気対策は必要ありません。もし「床下がコンクリートなのに」、「乾燥しているのに」、換気扇や調湿剤を薦めてくる業者さんがいた場合は注意が必要です。

 
では、どのようなときに湿気対策をおこなうのでしょう。

・1階の押入れの中が湿気ている
・湿気やカビ臭さを感じる
・床下の木材が腐朽している
・床下の木材の含水率が25%以上ある
・床下の土壌が湿っている

 

などが、湿気対策をおこなうきっかけとなります。
 

  • 1.床下土壌が湿気た状態
    床下の土壌が湿気ている

  • 2.床組部材にカビが発生している
    大引きにカビが発生

  • 3.木材腐朽菌の発生(菌糸の発生)
    大引きに菌糸が発生している

  • 4.腐朽菌の子実体(きのこ)の発生
    子実体(きのこの発生)

  •  

    特に、木材の腐朽(腐れ)は木材の強度を著しく低下させます。そのため木材腐朽が進む含水率28%以上とならないような床下空間づくりが必要です。そもそも、床下が湿潤する原因は主に土壌からの水分と、湿潤した床下の換気不足です。土壌からの湿気を遮断することは、根本的な湿気対策といえ、非常に有効です

     
     


    テクノガード工法【施工のながれ】


     

    テクノガード工法の1日の流れについて説明します。

     

    1.整地作業

    まずは、床下の大きな石やゴミなどを取り除きます。そして土壌面も平らにしていきます。この整地作業が通常の防蟻施工(バリア工法)には無い作業です。地面を平らにすることで、散布するポリマーを均一に施工することが可能となります。

     
    整地作業の前後

    整地前と、整地後の状態。

     

    大きな石やゴミなどが取り除かれ、土壌面が平らになっています。この作業が終わると、薬剤散布の工程に入ります。床下の状況により、この整地作業は時間が大幅に変わることがあります。

     


    2.木部処理

    整地が終わったら、まずは露出している床下の木材に薬剤を処理します。
     

    木部処理

     

     

    土台や束柱、大引などの木材部は、防腐・防蟻効果のある液体状の薬剤を散布・吹付けし、木材を腐朽(腐れ)やシロアリの蟻害から守ります。

     


    3.テクノガードポリマー処理

    テクノガードポリマーを散布していきます。ホースを床下に伸ばして専用ノズルを使用して施工します。液剤を使用した従来のバリア工法では、約2時間で完了となりますが、テクノガード工法は隙間・ムラなどができないようゆっくりと散布をしていきます。そのため、施工は1日がかりとなることがほとんどです。水色のポリマーで床下全体を覆っていきます。
     

    テクノガード工法施工写真
    散布中および、テクノガード施工後の様子

     

    散布後は、ポリマーで水色~白色をしています。乾くと透明になり、表面は完全に固まります。最後に、ポリマーの散布漏れがないことを確認したら、作業終了となります。

     
     


    施工後


     

    施工時間はかかりますが、ポリマーが乾燥した後には、シロアリ・防腐・防カビ・湿気対策効果が発揮されます。湿気に関しては、何も処理していない土壌と比較するとおよそ6倍の遮湿効果があります。

     

    テクノガード施工後5年

     

    こちらが弊社でテクノガードを施工した建物の床下です。施工後5年ほど経過していますが、土壌表面がコーティングされています。テクノガード工法は、このようにシロアリ対策と湿気対策を同時に検討している方に非常におすすめです。弊社では、シロアリや湿気のお悩みに関する床下調査は無料にて承っております。テクノガード工法について気になる場合は、お気軽にご相談下さい。

     

    ※床下の構造などによっては、テクノガード施工が行えない場合もあります。
    ※施工後、床下に入れるようになるまで(完全に固まるまで)2~3ヶ月かかります。

     

    記事:木村(テオリアハウスクリニック)

     
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